天ぷら

天ぷらは日本由来ではない!?

天ぷらが日本発祥の料理ではない、というと、驚かれる方も多いのではないでしょうか?
実は、天ぷらは日本で誕生したのではないんです。

tenpura

天ぷらは、現在からおよそ400年ほど前、ポルトガルから長崎に伝わりました。
その当時の日本では、油というものはとても貴重なものだったので、沢山の油を使う天ぷらは高級料理でした。
それが江戸時代になると、油の生産が増えるようになります。それとともに、徐々に天ぷらが庶民にも広まっていくようになったのです。
でも、最初のころはおかずというよりも、屋台で食べる間食のようなものだったそうです。

関東風と関西風の天ぷらの違い

関東では、東京湾の魚を天ぷらにして食べていたため、魚の臭みを消すためにごま油で揚げていました。
衣がきつね色に仕上がるのが関東風の天ぷらの特徴です。

それに対して関西の天ぷらは、野菜や山菜を天ぷらにしていたため、それらの素材の味を生かすために塩で食べるようになった、とのことです。